離職率がやたらと高いトリマー!転職する人も多い職業です。
ということで今回は、実際に私の周りで転職したトリマーさんの例を紹介したいと思います。
これからトリマーになる方はトリマーがどんな理由で転職を考え、どんな仕事に転職してるのかの参考になれば!
既にトリマーで転職を考えている方は、他のトリマーがどのような業種に転職できたかの参考になればいいなと思います。
現トリマーで他業種への転職を考えている方は『トリマーは他業種への転職は難易度が高い』から読み始めるといいかも!
トリマーの転職理由
私の周りのトリマーさんに多い転職の理由は次の様なもの。
トリマーの転職理由
- お給料が安くて生活できない
- 休みが少なすぎる
- 人間関係に疲れた
- 将来が不安
- 接客業に疲れた
- 技術力に自信が無い
- 体力的に辛くなった
この中でもやっぱり『給料が安い』『休みが少ない』がダントツに多いです。
働いていても生活できないと意味がないですからね。
ずっと実家で暮らすわけにもいきませんから。
次に多いのが『人間関係に疲れた』『接客業に疲れた』の2つ!
ちょっとねトリマーは人間関係が特殊だから、疲れてしまう人も多いですね。
お客様もね・・・神は神でも役病神みたいな方もいますからね。
年齢が上がると技術力の低下(目が見えにくい)や、体力の低下も目立ってきますので、転職という名の引退をされる方もいます。
トリマーは業界内での転職は簡単
トリマーの転職は同じトリマー業界でなら比較的簡単にできます。
どこのトリミングサロンもトリマーは足りませんからね。
トリマーからペットショップの販売員になった方もいますよ。
ただ、同じ動物業界でも専門となる知識が違うとまず無理!
転職したい場合は1から勉強のやり直しです。
トリマーからの転職が難しい動物の仕事の例
- ドッグ・トレーナー
- 飼育員
など
トリマーから動物看護士だと、転職に成功した人は1人知ってるけど。
でも、トリマーを辞める決断をしたのに同じ動物業界に転職するのは、かなりのレアケースです。
基本的にトリマーを辞めたい人は、他業種へ転職したがります。
トリマーは他業種への転職は難易度が高い
トリマーから他の業種への転職は、少し難易度があがります。
同じ接客業(飲食、アパレル、ホームセンター)だと、そこまで難易度は高くありませんが・・・。
なぜかトリマーはオフィスワークに転職したがる人が多い!
で、オフィスワークへの転職となると、次のスキルが圧倒的に足りない。
トリマーの転職に不足しているスキル
- ビジネスマナー
- OAスキル
そして、スキル不足の為に自力での転職活動が難しい場合も多いです。
ですので、派遣会社や未経験者向けの就職支援サイトに登録する人が多いですね。
トリマーの転職に足りないビジネスマナー
トリマーの転職に不足しがちなのがビジネスマナー!
ビジネスマナーの基本でいうと次のようなものがありますが・・・。
トリマーだと全く習っていない人もいます。
ビジネススキルの例
- 名刺の受け渡し
- ビジネスメールの書き方
- 取引先との電話の仕方
- 社内、社外向け資料の作り方
- 会議・打ち合わせでの座り方(上座・下座)
トリマーの転職に足りないOAスキル
OAスキルもトリマーの転職に不足しがち!
OAスキルとは?
パソコンやFAXなどのオフィス機器の操作スキル!
特殊な職種でなければ、WordとかExcel、PowerPoint、Access の基本ができていれば問題なし!
トリマーってパソコンもあまり使わないし、WordとかExcelすら使う機会が少ないですよね。
資料とかもあまり作らないし。
オフィスワークを希望すると、最低でもWordとかExcelの基本操作が最低条件になってる場合が多い。
なので、これがトリマーの転職の壁だと思います。
トリマーから他業種へ転職した人の年齢は何歳?
私の周りでトリマーから他業種へ転職した人の年齢は22~32才とかなり幅広いです。
32才過ぎると開き直ってる感があるかな。
その後は体力や目が持つまで続ける感じですね。
若いトリマーはお給料や休みの少なさなど、待遇面の不満を理由に転職する人が多いです。
年齢が上がると共に将来への不安や、体力的な問題での転職が増えます。
トリマーはどんな職業への転職が多いの?
それでは私の周りのトリマーさんが実際に転職した職業の紹介。
皆さん派遣会社や未経験者を対象にした就職支援サイトに登録をして転職しています。
トリマーから転職できた職業
- 一般事務
- 営業事務
- コールセンター
- 配送ドライバー
履歴書の添削を頼まれるので、求人も見たのですが『未経験OK』と書いてあるのは事務が多かったです。
トリマーの転職理由を説明する時の注意点
派遣会社や就職支援サイトに登録した時に、トリマーを辞めた理由や他業種へ転職したい理由を聞かれると思うんだけど、説明の仕方には注意しましょう!
お給料が安いとか休みが少ないとか言っても、状況は正確に理解して貰えません。
以前のお店のスタッフがこういう説明の仕方を登録先でしたら『わがまま』と言われてしまったらしい。
だからそのスタッフに『手取りの金額や月の休みの数を数字で正確に伝えなさい!』と教えたら、同情されて仕事を紹介して貰えてた!
他の業界とトリマーの『給料が安い&休みが少ない』には感覚にかなりの差があります。
他業種の給料が安い&休みが少ないの感覚
- 一人暮らしはできるくらいのお給料
- 基本は完全週休2日制
- ゴールデンウィークやシルバーウィークなど祝日も休める場合が多い
- お盆休み、年末、年始も休みもあり
こんな環境でスキルもないのに『お給料が安い、休みが少ない!』という人は、単なるわがままだと思われても仕方がないですよね。
一方で、トリマーの『お給料が安い、休みが少ない!』は次の通り。
トリマーが言う給料が安い&休みが少ない
- 一人暮らしなんて到底無理な給料
- 休みは週1、多くても週2日
- 祝日は絶対に休めない!もちろん振り替えはない
- お盆や年末、年始は稼ぎ時で仕事!振り替え休日もなし
トリマーの『お給料が安い』は切実な問題として、1人で生きていくことができないのです。
月の休みは6日程度、年間の休みも合計で80日前後という方も多いでしょう。
ただし、他の業界の方はこのような感覚は持ち合わせていません。
基本的な感覚が違うので『給料が安い&休みが少ない』と言っても状況は正しく伝わりません!
単なるわがままな子だと思われてしまいます。
数字で正確に状況を伝えましょう。
あと、会社と直の面接では収入に関する話はNGです。
逆のパターンも気をつけてね!
登録した会社から『最初だから、あまり条件が良くないけど…』と紹介されたお仕事でも、トリマーから見たらとても良い条件の場合が多いから!
トリマーの転職|他業種への転職や職種 ~まとめ~
ということでトリマーの転職についてまとめると次の通り。
トリマーの転職まとめ
- トリマーは業界内での転職の難易度は低い
- トリマーの他業種への転職の難易度は高い
- トリマーからの転職は派遣会社や未経験者向けの就職支援サイトがおすすめ
- トリマーを辞めた理由は数字で正しく説明すること
私がトリマーになってから、知り合いが他業種へ転職しなかった年は0でした!
そして転職の時はみんな不安で大変そうでした。
自力での転職活動は限界があるので、派遣会社や就職支援サービスを上手く利用しましょう。
専門の方が間に入ってくれると転職活動も安心ですよ!