トリマーになろうとして、まず困ったのが学校選びでした。
思ってた以上に沢山のグルーミングスクールがあり、どこがいいのかわからなくなってしまったんですよね。
最終的にはいくつか譲れない条件を決めて、それに合う学校を選ぶ形にしました。
そこで今回は私の以下の体験を紹介したいと思います。
- グルーミングスクールを選ぶときに重視した点
- 通う前に不安だったこと
- 通ってわかったこと
最初にお断りしておきますが、前回の記事の通り私がグルーミングスクールに通いだしたのは32歳の時です。
なので、同年代の方には参考になるかもしれませんが、若い方とは選ぶ感覚が違うと思います。
CHECK
トリミングスクールを選ぶ時に重視したもの
色々と悩んだ結果、以下3つの要望を満たせる学校を探しました!
- トリミングの実技授業が多い
- ある程度通用する資格が取れる
- 犬のトレーニングも学べる
最終的には全ての要件を満たせる学校があり、そこへ通うことができました。
では、なぜこの3つを重視したかをご説明したいと思います。
トリミングの実技授業が多い
一番譲れなかった条件は『トリミングの実技授業が多い』こと。
この理由は単純です。
技術を習得する一番手っ取り早い方法としては、数をこなすことだと考えたからです。
トリミングスクールによって授業の時間や、日数が全然違うんですよね!
週5日(9:00~17:00)でやるところもあれば、半日しか授業がなかったり、週3日しかない学校もありました。
単純に考えて週5日みっちり練習した若い子と、週3日しか練習してないオジサンとでは2年後の技術力の差は歴然ですよね。
認めたくないですが、歳をとると物覚えも悪くなりますから。
技術力のある若い子と技術力のないアラサーのオジサンが面接に来た場合、あなたならどちらを採用するでしょうか?
というわけで、すこしでも多くの事を学ばなくてはと思い、なるべく授業の日数が多い学校を選びました。
スタートが遅い分、人より多くやらないと厳しいと考えたからです。
結果としてスムーズに職を見つけられましたし、その後も技術面で困ることなく過ごせてますので!
ある程度通用する資格がとれる
トリマーの資格について調べたところ、大きく分けて2つに分類されることがわかりました。
JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)が発行している資格と、グルーミングスクール各自で発行している資格の2つです。
後者の学校独自の資格というのは基準がすごく曖昧でしたし、トリマーの求人をみると必要資格にJKCの資格を書いてあるお店が多かったんです。
中にはJKCの資格取得者に対しては、手当てを出すと書いてあるお店もありました。
なのでJKCの資格がとれる学校に行くことに決めました。
私が面接をする時は、正直資格はあまりみていませんし、重視していません。
新卒の場合は資格があろうがなかろうがいきなり犬を触ることはさせないので、下積みからのスタートになりますし、中途で即戦力が欲しい場合は技術テストをするからです。
重視するのは実際の技術力や、犬への接し方やコミュニケーション能力などですね。
資格は「最低限これくらいはできるのかな?」位の気休めでみる感じです。
犬のトレーニングも勉強できる
この時はどうせならドッグ・トレーナーもやってみたいなという気持ちがあったので、犬のトレーニングが学べる学校がいいなと思っていましたね。
訓練士の資格も欲しかったので!
あと、ドッグアジリティに対する憧れもあったので、できればそれも学びたいなと思っていました。
アジリティもできてJKCの訓練士の資格もとれる学校となると、数えるくらいしかなかったので、この条件を入れたら行く学校は決まった感じでした。
トリマーは犬を扱う仕事なので、犬を上手に扱えないと仕事になりませんし上手くカットができません。
あと、お客さんに質問されるのは半分はしつけに関する話なので、これに答えられないと仕事になりません。
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■愛犬とJKCの試験を受けに行った話はこちら
訓練士への道!家庭犬訓練試験初等科に挑戦!
トリミングの学校はどんな感じ?
さて、行く学校も決まり、あとは行くだけとなったのですが、決まったら決まったで、色々と不安な事も出てきますよね。
32歳から学校に行くのは結構勇気がいりましたよ!
同年代で学校に通う方は、同じように気になる方もいると思いますので、私が知りたかった事とその答えを紹介しますね!
トリミングの学校に男性はいるの?
いることはいましたが、やはり女性の方が圧倒的に多かったです。
私が通っていた時の比率だと、20対1で女性の方が多かったです。
これはこの業種ではしかたがないですよね~。
卒業する頃には、男性の数は更に減りましたよ!
やはりお給料の関係が大きいみたいですね!
トリミングの学校はみんな若い?仲良くできる?
認可の専門学校ではなかったとはいえ、みんな若かったです。
10代が60%くらいで、残り30%が20代、最後の10%で30代以上という感じでした。
意外だったのが、私と同年代やそれ以上の年代の方もいたことですね。
そして仲良くなるのは、10代や20代の人が多かったです。
みんなとても良い人達で、ご飯の時や遊びに行くときも誘ってくれましたし、こちらも違和感なく溶け込めました。
卒業後も定期的に、みんなで集まったりしてますよ!
やる気が無かったり、授業を真面目に受けない人に対する風当たりは強かったですが。
トリミングや犬の訓練の授業は大変?
授業自体はとても楽しかったです。
1度社会人をやってからの学校ですので、特に大変なことはなかったです。
しいていうなら、犬のトレーニングの授業は最初の方は体がついていかずに、きつかった記憶があります。
ずっとディスクワークをしていて、大した運動もせずにいたので、走ったりすると、すぐ息がきれてしまってましたが、1か月もしたら慣れてたと思います。
授業の他にはどんなことをやるの?
アジリティの大会に出たり、学校で飼っている犬のお世話などがありました。
アジリティの大会は基本土日にありますし、犬のお世話も土日関係なく当番制でありましたので、お休みはあまりなかったです。
あとは土日にオープンキャンパスや、学校説会があると、そのお手伝いもありましたよ!
なので、休みがなくても平気でしたね!
トリミングの学校に通ってみてどうだった?
結論としては、人生で一番楽しい2年間でした!
社会人を経験してからの学生はとても新鮮な感じで、とても楽しかったです。
犬に対しての色々な事を学べましたし、欲しかった資格も全て取れ、家の犬達のしつけも一から見直すことができたので、その後の生活にもとても役だっています。
あと、個人的には友達の幅が広がったのが一番よかった点です。
友達の幅が広がったおかげで、いろいろな考えを吸収できました。
もし、今学校に通ってみようか迷っている方がいれば、こんなオジサンもいるよ!ということで、何かの参考になれば嬉しいです。
では、最後までご覧頂き、ありがとうございました!