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警察犬逃走のその後|クレバの現在と処分の行方は

行方不明者の捜索中に逃走した警察犬「クレバ

警察犬の逃走という前代未聞のニュースで一躍時の犬となりました。

その後無事に見つかりましたが、現在は何をしているのでしょうか。

今回はそんな警察犬クレバの逃走のその後をお届けしたいと思います。

 

また、警察犬逃走のその後に加えて

  • クレバへの処分
  • 逃走した警察犬に必要な訓練
  • 逃走した警察犬クレバの担当者の肩身の狭さ
  • 警察犬の逃走で感じたリードの持ち方

なども、家庭犬訓練士の末席に存在する管理人の意見を含めながらご紹介します。

逃走した警察犬クレバのプロフィール

ジャーマンシェパードの画像

警察犬クレバのプロフィール

正式名称:クレバ・フォム・フンデ・シューレ
犬  種:ジャーマン・シェパード
性  別:雄
年  齢:2歳
体  長:約120センチ
体  高:約70センチ
体  重:約30キロ

2019年7月に警察犬になる。

2020年10月25日 行方不明者捜索中に逃走。

警察犬逃走のその後|現在のクレバの状況

警察犬として前代未聞の逃走をしたクレバ!

その後の状況ですが、現在は最前線の現場からは退いています

ただし『引退』という状況ではなく、現在は神戸市須磨区にある兵庫県警の警察犬訓練施設で1日3時間の再訓練を行っているということ。

今後については未定ながらも現場に復帰できる可能性も残っているようです。

県警の担当者は「もう一回チャンスを与えたいと思っている」としているが、復帰時期の見通しは立っておらず、今後の訓練を踏まえて慎重に見極める方針だ。

引用:実は超エリートだった逃走警察犬、激励殺到で只今再訓練中

 

警察犬の逃走という出来事で世間の注目を集めましたが、皆様の反応は暖かく逃走後に県警に届いた意見は

  • 叱らず優しく接してあげて
  • 今後の活躍を願っている
  • ぜひともクレバ君を引き取りたい

など好意的な意見が多かったということ。

このような暖かい意見も、警察犬としてのクレバの再訓練に繋がったんでしょうね。

警察犬逃走のその後|クレバに必要な訓練は

現在再訓練中の逃走した警察犬クレバ。

そんなクレバに今後必要な訓練は『招呼でしょう。

招呼とは

呼び戻しのこと。

呼んだらすぐ指示者の元に来るようにトレーニングをします。

どんな状況でも戻ってくるように、あらゆる状況を想定してトレーニングを行います。

 

見たことが無い方は警察犬の実際の訓練動画を参考に。

24秒位で『招呼(呼び戻し)』をされています。

この訓練動画だと犬が指示者の体の動きをみてフライングで戻りはじめていますが・・・本来は掛け声を掛けてから犬が動くのが正解です。

 

これは警察犬に限らず家庭犬の訓練でも基本となるものです。

訓練ではリードを外すことも多々ありますので、この呼び戻しができないと他の訓練もできません。

ましてや外に連れて行くのは難しいです。

 

警察犬逃走のニュースが報じられたときに、訓練で有名な先生もコメントをしていましたが・・・。

普通は逃走しそうになっても担当者の指示で犬は戻ってきます

ですので、この『招呼(呼び戻し)』がどんな状況でもできるようにならないと、現場への復帰は難しいでしょう。

警察犬逃走のその後|クレバは叱られたのか?

警察犬クレバの逃走後には『叱らないであげて』との声が県警に沢山届いたそうですね。

でも、安心してください!

犬の訓練士であればこのような時に犬を叱ったりはしません

 

なぜなら犬に向かって『なんで逃げたんだっ!!』とか、『逃げたから罰を与える!!』と言っても、犬は何を言われてるのか理解できません。

100%無駄です!

 

叱るなら逃げようとしたその時になりますので、今回の様に逃走して戻ってきた後に犬を叱ることは訓練士はしません。

警察犬逃走のその後|リードを離した担当者の責任は

警察犬クレバの逃走でリードを離した方がネットでは責められていたようですね。

そこで訓練士の端くれとして、

  • 担当者が責任を求められているであろうこと
  • 警察犬の逃走で気になるリードの持ち方

この2点をご紹介したいと思います。

警察犬を逃走させた担当者は2重に叱られているはず

前代未聞の警察犬の逃走!

そんな事態を引き起こした担当者の方はかなり肩身が狭いでしょう・・・。

 

そして、リードを離した方が担当訓練士の場合、以下の2点でかなり叱られているはずです。

逃走した警察犬の担当者の責任

  • リードを離したこと
  • 招呼(呼び戻し)を完全に教えられていなかったこと

 

まず、どんな状況であれ犬を逃がせば担当者は凄く叱られます

特にリードに関しては必要な時以外は『何があっても離すな』と教わるはずですので、この点については間違いなく叱られているでしょう。

 

また、訓練士としては自分の担当犬に『招呼(呼び戻し)』を教えられていないという点もかなり問題視されるはず。

ですので、これについてもかなり怒られていると予想されます。

警察犬の逃走で気になるリードの持ち方

クレバは行方不明者の捜索中に逃走したということですが・・・。

その点について警視庁の訓練動画を見ていると少し気になる点が。

 

まずはこちらの『足跡追及訓練』の動画をご覧ください。

 

これを見て私が感じたことは

手袋してこのリードの持ち方だと、犬が本気出したらリードごと逃げて行くんじゃない?

ということです。

 

いくら両手で持っているとはいえ、手袋は滑りますし、この状況で本気だされたらこんな細いリードは手から抜けてしまいます。

 

逃走時にどのような持ち方をしていたのかはわかりませんが、もしこのリードの持ち方で犬に逃げられたとすると・・・。

訓練士の方も少し可哀そうです。

リードの持ち方とか個人で決められるものではないですからね。

『上からこの持ち方をしろ!』と言われていたら、その方法をとるしかないですから。

 

私がこの持ち方で犬に逃げられて叱られたら

中型犬が本気出したら、リードを体に縛りつけとかないと無理だよ・・・

と思ってしまいますね。

本気で暴れる中型犬を手だけで制御するのは難しいです。

警察犬クレバ!逃走のその後 ~まとめ~

今回は逃走した警察犬クレバのその後についてまとめました。

クレバも現場復帰に向けて訓練中ということでひとまずは安心ですね。

 

訓練士の末席にいる私でさえビックリした今回の逃走劇。

警察犬クレバは本来は優秀な犬ということですので、今後の頑張りに期待しましょう!

現場復帰のニュースを楽しみにしています。

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