犬の高齢化はもちろん、ケガや病気など、愛犬と暮らしているとシャンプーができない時もありますよねっ!

最低でも1ヶ月はシャンプーできない状況になってます!
困るのはシャンプーはできなくても、愛犬は汚れていくということ。
そこで今回は愛犬のシャンプーができない時のお手入れ方法をトリマーの管理人が紹介したいと思いますっ!
ノミやダニがいる場合はこの方法では対応できません。
その場合の対応は『犬のノミを駆除するにはどうしたらいいの?』をご覧ください。
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犬のシャンプーができない時のお手入れ
犬のシャンプーができない時のお手入れ方法ですが、汚れのレベルで内容は変わってきます!
お手入れ方法 | 汚れレベル |
ブラッシング | 低
↓ 高 |
体を拭く | |
ドライシャンプー | |
部分洗い |
簡単な汚れならブラッシングや、軽く拭くだけでも綺麗になりますよ!
シャンプーできない時のお手入れ方法1|ブラッシング
用意する物
- スリッカーブラシ
- コーム(くし)
ポイント
固まった汚れはスリッカーブラシで削り落す!
犬は人間と違って、汗をかくのは足の裏などの限られた場所だけです。
皮膚が悪くない限り、皮膚や毛がベタベタすることはありません。
その為、体についた汚れも少し時間がたつとカピカピに固まります!
まずは固まった全身の汚れを「スリッカーブラシ」で削り取りましょう。
軽い汚れならブラッシングだけでも綺麗になりますっ!

このタイプのブラシをスリッカーブラシといいます。スリッカーブラシはダイソーなどの100円ショップでも買えますよ!
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●汚れ取りにも最適!管理人のおすすめスリッカー!
スリッカーブラシで汚れを落としたら、コーム(くし)も入れてあげてください!
コームを毛に通すと、毛についた細かい汚れも取れますよ!
シャンプーできない時のお手入れ方法2|体を拭く
用意する物
- 犬用のシャンプーシート(ウェットティッシュ)
- 蒸しタオル
- ノミ取りコーム
- アロマオイル(必要なら)
ポイント
簡単な汚れは拭いて落とす!
ブラッシングをした後に「犬用のシャンプーシート(ウエットテイッシュ)」で体を拭けば、簡単な汚れなら十分落ちます!
「犬用のシャンプシート」や「ウェットティッシュ」で、全身を拭いてあげましょう!
お顔や口周り、足裏、お尻周りなども綺麗に拭いてあげてくださいね。
目ヤニが酷い時は、ノミ取りコームのように目が細い物で目周りの毛をすいてあげると、簡単に取れます。
目ヤニが固まっている場合は、蒸しタオルなどをあてて、柔らかくしてから取ってあげてくださいね!

目の細かいコームを使うと目ヤニは簡単にとれます!これも100円ショップで売ってますよ!
犬用のシャンプーシートや、ウエットテイッシュがなければ、蒸しタオルでも問題ありません。
蒸しタオルを作る時に、水の中にアロマを入れておくと、拭いた後の愛犬からもいい香りがしますよ!
シャンプーできない時のお手入れ方法3|犬用ドライシャンプーを使う!
用意する物
- 犬用のドライシャンプー
- スリッカーブラシ
- コーム(くし)
- ドライヤー
ポイント
しつこい汚れは犬用のドライシャンプーで落とす!
拭いたくらいでは落ちない汚れは、犬用のドライシャンプーを使いましょう。
ドライシャンプーは使用後に「水で流す必要がないシャンプー」のことです!
ドライシャンプーには「パウダータイプ」と「発泡タイプ」の2種類があり、使い方も違います。
個人的な感覚でいうと「発泡タイプ」の方が汚れ落ちはいいです。
汚れ落ちを考えると「発泡タイプ」がおすすめですが、濡れると広がる汚れの場合は「発泡タイプ」を使うと逆効果な場合もあります。
その場合は「パウダータイプ」を使用してスリッカーブラシで汚れを落としてみてくださいね。
また「発泡タイプ」を使った場合は体が多少濡れますので、ドライヤーで乾かしてあげることをおすすめします。
自然乾燥でも大丈夫ですが、濡れたままだと毛に汚れが付きやすく、毛もつれにもなりやすいので、乾かした方が綺麗に保てます!
ただし、体調によってはドライヤーの熱が負担になることもありますので、犬の様子を見て判断してあげてください。
シャンプーできない時の最終手段|部分的に洗う!
用意する物
- シャンプー(必要なら)
- タオル
- ドライヤー
ポイント
どうしても汚れが落ちない時は部分的に水で洗う!
部分洗いは2人でやると楽!
どうやっても汚れや臭いが落ちない時の最終手段が、部分的な水洗いです!
部分洗いをする時は、できれば2人以上でやることをおすすめします。
1人が犬を抱っこするなり抑えるなりして、もう1人が洗うのがベストです。
もしシャンプー剤を使う場合は、すすぎ残しに注意してくださいね!
シャンプー剤は小さいボトルに小分けにしておくと使いやすいですよ!

トリミングサロンでも、部分洗いをする場合は2人でやりますよ!
しっかりとタオルで水分を拭き取ったら、ドライヤーで素早く乾かしましょう!
シャンプーができない時にお手入れを楽にするコツ
シャンプーができない時にお手入れを楽にするコツを紹介します!
それは
必要のない毛は容赦なく切る!剃る!
ということ。
汚れは毛に絡みつきますので、毛が長いほど汚れを取るのが大変です。
お腹やお尻周り、足裏などの汚れやすい毛は剃ることをおすすめします!
毛玉や毛もつれもブラッシングで取るよりは、切る方が断然楽ですからね。
顔や体の毛も短く切ってしまった方がお手入れは楽です。
オシャレにしていたい気持ちはわかりますが、長いとブラッシングだけでも一苦労ですし、犬への負担も大きいですよ。
手間のかかるスタイルは、体調が良くなってから目指せばいいと思いますよ!
犬のシャンプーができない時のお手入れ方法 ~まとめ~
それでは最後に、犬のシャンプーができない時にやることをまとめましょう!
- ブラッシングで固まった汚れを落とす!
- 簡単な汚れはシャンプーシート(ウェットティッシュ)か蒸しタオルで拭く!
- しつこい汚れには犬用ドライシャンプーを使う!
- どうしても汚れが落ちない時は部分的に水で洗う!
- 切れる毛は全て切るか剃る!
シャンプーができない時はこれ以上やれることはありません。
ですので、これでどうにもない汚れは残念ながら諦めるしかありませんね。
汚れをためないように、こまめにお手入れすることも大事!!
無理にやって犬の体調やケガが悪化しては大変ですので、飼い主さんが様子を見ながらお手入れしてあげてくださいね!