犬との生活

犬の爪切りに最適な頻度や間隔|現役トリマーが解説

2020年7月9日

飼い主さん
犬の爪切りは、どのくらいの頻度ですればいいですか?

初めて犬を飼われた飼い主さんに、必ず聞かれる質問ですっ!

最初はわからないですよね~!

犬の爪切りに最適な頻度や間隔なんて。

 

人間の爪を切る時は、頻度や間隔なんて気にしてないですもんねっ!

爪が伸びてきたら切る!」ただそれだけっ!

ちなみに我が家の老犬トイプードルはこれくらいの爪の長さをキープしています。

我が家の老犬の爪の長さ

 

犬の爪切りも同じで伸びたら切るで大丈夫なんですけどね!

ただ、お客様に「犬の爪切りは伸びたら切るで大丈夫ですよ!」と伝えたところで、何も解決しません!

下手したら喧嘩を売っていると思われますっ!

そこでトリマーの管理人が犬の爪切りに最適な頻度や間隔を説明いたします!

結論:犬の爪切りに最適な頻度・間隔の目安は月に1~2回!

結論からいうと、犬の爪切りに最低な頻度や間隔は子犬は月に2回、成犬で月に1回が目安です!

ただ、これは一般的な目安でその犬によって多少変わってきます

犬によっては週に1回の頻度で爪切りをしている子もいますからね!

 

詳しくは後程の『犬の爪切りに最適な頻度・間隔の目安!犬の年齢別の判断基準でも説明しますが、あまり切る部分がなくても、間隔はあけずに犬の爪を切ることをお勧めしています。

高頻度で犬の爪切りが必要な理由

犬の爪切りを間隔をあけずに高頻度で行った方がよいのは次のような理由からです。

よく言われる理由ですが、犬の爪にとってはとても大事なことです。

  • 犬の爪は神経、血管が伸びる
  • 犬の怪我につながる
  • 犬の骨格に影響がでる

ご存じの方も多いとは思いますが、改めて解説したいと思います。

高頻度で犬の爪切りが必要な理由『神経、血管が伸びるから』

犬の爪切りを間隔を開けずに高頻度で行う1番の理由。

それは犬の爪の中の神経、血管が伸びるから

 

ご存じの方もいると思いますが、犬の爪の中には、神経と血管が通っているんですよ!

そして、この神経と血管は厄介なことに、爪と同じようにどんどん伸びます。

犬の爪切りをさぼって間隔をあけてしまうと、爪の中でとても長くなります。

 

血管を切れば血がでますので、犬の爪切りは血が出るギリギリのラインで止めます。

結果どうなるかというと、犬の爪を短くしたくても神経と血管が伸びていると短くできないということになるのです。

 

一度伸びてしまった犬の爪の神経は自然に縮まることはありません。

一生そのままになってしまいます。

そうならない為にも犬の爪切りは間隔をあけずに高頻度で行い「神経と血管に伸びる隙を与えない」ことが大事です!

管理人
爪を短く切りたくてもできずに、後悔されている飼い主さんも沢山います!

高頻度で犬の爪切りが必要な理由『怪我につながるから』

犬の爪切りを間隔を開けずに高頻度で行う2番目の理由は『怪我につながるから』

犬の爪が長いと怪我をする可能性が高くなるんですよ!

 

犬の爪に関連する怪我で多いのは、次の様なものです!

  • 伸びた爪で皮膚を傷つける
  • 転倒などの怪我

 

犬の爪は伸びてくると先が尖ってきます。

尖った犬の爪は野生では武器として使われるものなのでとても危険です。

その伸びた爪で体をかけば皮膚が傷つきますし、顔をこすれば目も危ないですよね。

 

少し爪が伸びただけでも爪の先が尖る犬もいます。

そんなタイプの犬の爪はとても危ないので、間隔を開けずに爪切りを行うことが大事です。

管理人
爪切りの間隔を開けすぎて、自分の爪が肉球に刺さる犬もいるんですよ。

 

また、犬は肉球で体重を支えていますが、爪が床につく状態になると肉球が地面にしっかりとつきません。

結果として体をしっかりと支えられなくなり、とても転びやすくなります。

そして、このような状態では絨毯などにも爪が引っ掛かりやすくなり、転倒の確率が更に高まります。

 

このような危険もありますので、犬の爪切りは間隔を開けずに高頻度で行いましょう!

高頻度で犬の爪切りが必要な理由『骨格に影響がでるから』

犬の爪切りを間隔を開けずに高頻度で行う理由であまり知られていないのが『骨格への影響』です。

先ほども書いた通り犬は四肢の肉球で体重を支えています。

ただし犬の爪が伸び過ぎると、肉球を地面につけてしっかり立てないので、姿勢にも歪みがでてきます。

 

通常であれば犬の足先は、指と指の間隔があまりなく、丸みを帯びています。

ただ、爪が伸びた状態で長く過ごしている犬は、踏ん張って立ち続けている為に指と指の間が大きく開いてしまって丸みがありません。

また、踏ん張って立ち続けると、前足の肘が外に開きやすくなりますので、爪切りの間隔が空いてしまう犬は肘が外向きに開いていることが多いです。

 

骨格も一度歪むとなかなか元にはもどりません。

後悔しない為にも、犬の爪切りは間隔を開けずに高頻度で行いましょう!

犬の爪切りに最適な頻度・間隔の目安!犬の年齢別の判断基準

飼い主さん
おおよその目安はわかったけど、具体的にはどうやって犬の爪切りに最適な頻度や間隔を判断すればいいの?

犬の爪切りに最適な頻度や間隔の判断基準や目安ですが・・・。

正直に言うとこの記事を読まれている方が判断するのは少し難しいです。

 

犬の爪切りに慣れていれば経験や勘で判断できますが、それができればこの記事を読んでいないと思うので。

犬によって伸び方に差がありますし、歩き方(体重のかけ方)によっても犬の爪は伸び方が違います。

同じ足でも指毎に伸び方が違ってきます。

 

ですので、何度かはプロにお願いして、その犬に適した爪切りの頻度や間隔を判断してもらうのがベストです!

管理人
間違った判断をするより、最初はプロに相談した方が確実です!

ただ、おおよその目安や間違った判断基準など、お伝えできることはあるので紹介しますね!

犬の爪切りの頻度・目安でよく言われる間違った判断基準

犬の爪切りの頻度・目安として

「犬の爪が床について、カチカチと音がしたら切る目安」

こんなことをいう人がいますがそれは間違っています!

爪が床についた時はもう手遅れです!爪が床につく前には切って下さい!

 

小さい時から正しく犬の爪切りをしていれば、少しくらい伸びても爪が床につくことはありません。

何度も我が家の犬の写真で申し訳ありませんが、この子の爪が多少伸びても床にはつきませんよね。

トイプードルの爪の写真

この子の爪を半年以上切らなければ、床につく可能性もありますが・・・

 

少し爪が伸びただけでそのような状態になるのは「神経と血管が伸びていて、爪を短くできない犬」です。

また、現時点では神経と血管が伸びていない犬でも、爪が床につくまで伸ばすことを繰り返せば、いずれは神経と血管が伸び、爪を短くすることができなくなります。

 

このように『犬の爪が床についたら切る』という目安は、犬の爪の神経を伸ばす結果につながる判断基準です。

とてもじゃないけどおススメできる判断基準ではありません。

その様な発言をするプロはいないので、信用しない方がいいですよ。

子犬の爪切りの頻度・間隔の目安

子犬の時期の爪切りの頻度はとても大事です。

成長期で爪の神経もよく伸びるので、最低でも月に2回は切ることをお勧めします!

この時期にこまめに爪切りをしていた方が、神経は伸びにくいと言われています。

 

何度も同じことを言っていますが、重要なのでもう一度!

小さい時からこまめに爪を切っておけば、爪が床につくなんてことはまず起こりません!

爪切りに行き過ぎて「切るところが無いっ!」と言われても、それはそれでいいじゃないですかっ!?

爪切りなんて1回500円位です。毎週行ったとしても、月に2000円程度です。

後悔することを考えたら、大したことがない金額だと思いますよ!

 

この時期の爪切りの頻度が後々まで影響を及ぼしますので注意してください!

成犬・老犬の爪切りの頻度・間隔の目安

成犬や老犬の爪切りに最適な頻度や間隔は、犬の大きさ&年齢、生活スタイルでかなり変わります。

良くお散歩をする子なら月に1回、あまり散歩に行かなければ月に2回が目安です。

 

ただし、体重の重い子や、中型犬、大型犬は高頻度で爪切りをすると逆によくありません

自分の体重で爪が削れやすいので、歩いているうちに出血してしまう場合があるからです。

 

足や関節の悪い犬は、体重のかけ方や歩き方にムラがあるので伸び方が特殊だったりします。

1本だけ爪が長いという場合もあり、注意が必要です!

 

正直にいうとこの時期の犬はタイプが様々で、プロでも実際に見てみないと爪切りに最適な頻度や間隔は判断ができません

トリマーさんに何度か爪切りをしてもらい、その犬にあった頻度を教えてもらいましょう!

 

老犬の場合は爪切り自体が体への負担やストレスとなる場合があります

状況によっては『爪を切らない』という選択肢もあるので、トリマーさんや獣医さんとよく相談してください!

おまけ:実は儲けがでない犬の爪切り

高頻度での犬の爪切りを勧めると私がトリマーなので

この人は儲けようとして勧めているんだっ!

と勘違いされる場合があります。

 

はっきりと言いましょう!

犬の爪切りは儲かりません!むしろ赤字です!

 

うちのお店は犬の爪切りが500円(税抜き)なのですが、その為に必要な作業と時間がこちら。

作業内容と時間の目安

  1. 電話での予約の受付(3分~5分)
  2. 来店時の接客&受付(3分位)
  3. 爪切り作業(5分位)
  4. お会計&お返しの接客(5分位)

必要な時間が約15分で、売り上げが500円です!利益ではなく、売上が500円です!

時間単価にすると、1時間で2000円の売り上げしかでません。

 

社会人の方ならこのヤバさがご理解頂けると思います!

この売り上げでは時給が500円位の人が作業をしないと利益がでませんよ。

しかし、わが県の最低賃金を大幅に切りますので、その金額では人は雇えませんね。

結果、赤字です!(ドヤッ!)

 

では、なぜ爪切りをやっているかというと、月1回のトリミングでは足りない子の為です。

うちのお店のシャンプーやカットのコースには、爪切りも含まれているのですが、月に何回もシャンプーをするのは金銭的に厳しいけど、爪切りだけは間隔を短くした方がよいという子がいるからです。

 

こんな感じなので、決して儲けたいから言っている訳ではありません。

なんせ赤字ですからっ!

犬が可哀想だから言っているのですが伝わらない。

そんな悲しいことがたまに起こります!

犬の爪切りに最適な頻度や間隔|現役トリマーが解説 ~まとめ~

今回は犬の爪切りに最適な頻度や間隔についてご紹介しました!

不明点が解決し、少しでも参考になれば嬉しいですっ!

慣れないうちは色々と不安だと思いますので、何かわからないことがあればコメントをくださいっ!

全力で対応致しますっ!

 

そして、大事なことですので最後にもう一度!

犬の爪は伸びたらすぐ切るっ!

ワンちゃんの為にも、これだけは覚えて帰って頂けると嬉しいです!

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