犬グッズ

【プロが選ぶ】おすすめの犬用爪切りは?【ギロチンから電動タイプまで】

2020年7月22日

犬のお手入れに欠かせない犬の爪切!!

最近では意識の高い飼い主さんが増えましたし、外に気軽に出れる状況ではなくなってしまったので、お家でやる方も増えてますね!

管理人もこんな感じで愛犬の爪は家で切ります。(開始14秒くらいから爪を切り始めます!)

お店でもおすすめの犬用爪切りを良く聞かれるのですが、私達トリマーは用途やその子の性格によって道具を使い分けているので、一概には言えないんですよね。

ですので、今回は道具の用途と向いている性格を説明した後に、おすすめの商品を紹介させて頂きます。

犬用爪切りの種類と用途

犬用の爪切りは大きく4つにわけられるのですが、それぞれ使い道が違います。

ギロチンタイプ

ギロチンタイプの画像

用途
一番良く使われるタイプの爪切りになります。トリミングサロンでもメインで使うのはこのタイプです。

初心者向きではないと言われることもありますが、トリミングスクールで最初に渡される爪切りはこれです。
むしろこれ以外は渡されません。ですので、初心者に向かないということはないのでご安心を!

切れ味もよく、子犬から大型犬まで、あらゆる大きさ犬種に対応できます。

太い爪でもたいして力を入れることなく切れます。
握りこんで使うタイプですので、暴れる犬を保定して切る時でも切りやすいです。

そんな万能選手ですが、太い爪を切った時などは「バチン」と音がするので、大きな音が苦手な子には向きません

また、巻き爪で肉球と爪の間に隙間のない子は、爪切りの輪に爪を通せないので、切る事が出来ません。

ギロチンがおすすめな子
爪が太い子、爪が固い子、爪を切る時に暴れてしまう子
ギロチンはおすすめできない子
音にビックリしてしまう子、巻き爪の子

ニッパー(ハサミ)タイプ

ニッパータイプの画像

用途
爪を挟んできるタイプの爪切りです。

ハサミを持つ感覚で使えるので、使いやすいという飼い主さんも多いです

ただし、爪を挟んで切るので、切れ味の悪い物を使うと爪が割れます。
切れ味のよい物はやはり高いので、コストパフォーマンを考えると選ばれにくい爪切りです。
(ギロチンタイプより高い傾向にあります。)

お店では爪の伸びすぎや巻き爪でギロチンタイプが爪に入らない場合や、ギロチンタイプの音が苦手な子につかいます。

ただし、ギロチンタイプと比べると力が必要で、硬い爪や太い爪を切るのは大変です

大人しい子や爪の細い子犬などはこのタイプの方が切りやすい場合もありますが、足をもっただけで暴れるような子は、刃先で肉球を挟んでしまう恐れもあるのでおすすめしません。

ニッパー(ハサミ)がおすすめな子
子犬(爪の細い子)、音にビックリしてしまう子、大人しい子、巻き爪の子
ニッパー(ハサミ)をおすすめしない子
爪が太い子、爪が固い子、爪を切る時に暴れてしまう子、爪が割れやすい子

ピコックタイプ

コピックタイプの画像

用途
ギロチンタイプとニッパー(ハサミ)タイプの中間の存在で、良い所も、悪い所も中間をとっています。

ギロチンタイプでは切れない巻き爪の子も対応できますし、ニッパータイプでは厳しい爪が固い子でも楽に切れます。

ただし、刃先が開いているので、ギロチンタイプと比べると刃先で肉をつまむ危険性があります。ニッパータイプよりはマシですけどね。

あと、音に関してもギロチンタイプよりは小さいですが音がでます。

お店では「巻き爪で爪が固くて暴れる子」をやる時に使うのですが、結構レアな条件なので、私は月に1回使うかどうかという感じです。

また、刃の向きが右利き用に作られている為、左利きのスタッフは使いにくいと言っています。

ピコックがおすすめな子
巻き爪(爪が固い、爪が太い、暴れてしまう)
ピコックをおすすめしない子
 巻き爪じゃない子全般

電動(ヤスリ)タイプ

電動タイプの画像

用途
電動の物は正式には「爪切り」ではなくて「爪ヤスリ」です。

本来は爪切りの仕上げとして、角を落とすのに使う物です。
ですので、切る物ではなく、整えるものだという点を勘違いしないようにして下さい。

お店で爪を短くした後に、伸びないように家でこまめに削っている飼い主さんもいらっしゃいます。

お店では正直あまり使いませんが、凄く暴れてギロチンタイプでも危ない子には、最終手段として爪切りの代わりに使うこともあります。

爪切りを使うより時間がかかりますが、怪我をさせる心配が少ないです。
ただし、伸びすぎている子は途方もなく時間がかかるのでおすすめできません。

爪切りを使うのが怖い場合は、電動のヤスリから入るのもおすすめですよ!

初めて爪切りをやる場合は、犬の足や爪を持つことすら難しいですからね。
犬の触り方に慣れる意味でも、初心者の方にはおすすめです。

慣れたら別途爪切りを購入して、電動ヤスリは仕上げとしての本来の使い方もできます。

ただし、手動でのヤスリが平気な子でも、電動のモーター音、振動を嫌う子もいますので、その子の性格を見て決めて下さい。
また足回りの毛が伸びすぎていると、物によっては回転で毛が絡まる事もあるので注意してください。

電動のヤスリの場合は技術ではなく、製品の性能で仕上がりが決まりますが、パワーがあって、音が静かで、振動もすくないなど条件を上げるほど当然値段は高くなります。

あまりに安いとパワー不足でまったく削れない場合もありますので、注意して下さい。

電動がおすすめのパターン
他の爪切りが苦手な子、爪切りを使うのが怖い方、爪切り初心者の飼い主さん、爪切りの仕上げとして
電動をおすすめしないパターン
爪がとても長い子、短気な飼い主さん(時間がかかるので)

種類別のおすすめ犬用爪切り

それではおすすめの「犬用爪切り」を紹介していきましょう!

たまに「力が必要なので女性には使いにくい」とか「男性には小さくて使いにくい」などの紹介をしているサイトがありますが、トリマーの9割は女性です。

「ペットボトルのフタが固くてあかないっ!」と言っているスタッフでも、問題なく道具を使えています。

なので女性が使いにくい道具はありませんし、管理人は男性ですが道具が小さくて使いにくいと思ったことはありません。

あと、爪切りのレビューを見ていて「爪が割れる」と書いてあることがありますが、紹介する製品を使用して爪が割れたことはありません。

もし爪が割れる場合は、斬り方に問題があります。

犬の爪は勢いよくスパッと切らないとダメです。ゆっくりと力をかけて切ると、どんな製品を使っても割れてしまいます。

廣田工具製作所 斬 ZAN ギロチンタイプ(犬用・猫用)

ギロチンタイプならこれ1択です!

管理人もかれこれ10年ほどこの爪切りを愛用しています。

トリミング学校で、初めて支給されたのもこの爪切りでした。

プライベートでもお店でも使っていますし、他のお店に手伝いに行った時もこれが使われていました。

業界シェアでいったらかなりの率になるんではないでしょうか!?

「小型ー中型犬用」と「大型犬用」にわかれていますが、よほどの大きさでなければ「小型ー中型用」の1本で切れます。

お店では「小型ー中型犬用」のみで、ラブやゴールデンの爪を切っています。

廣田工具製作所 斬 ニッパータイプ(犬用・猫用)

ニッパータイプもこれ1択ですね!こちらも廣田工具製作所のZANシリーズになります。

この会社のまわし者ではないんですが、やはり業界でよく使われているだけあって使いやすいです。

このタイプは切れ味が悪いと爪が割れ易いのですが、この製品は他のニッパータイプとは比べ物にならないくらい切れ味がいいので安心です。

廣田工具製作所 斬 ピコックタイプ(犬用・猫用)

なんかもう廣田工具製作所に就職した方がいいレベルで、この会社の商品しかおすすめしてません。

商品説明では「巻き爪、ねこの爪、小型犬の爪もキレイにきれます。」と書いてあるのですが、中型犬の爪も普通に切れます。

この斬シリーズは全てそうですが、使い勝手も切れ味も他社製品よりずば抜けていいです。

プロが使う物なので当たり前と言えば当たり前ですが、安心しておすすめできるシリーズです。

Pecute(ペキュート ) ペット用 電動爪ヤスリ(犬用・猫用)

電動爪ヤスリのおすすめはこれっ!

10年程前に購入した電動爪ヤスリは全く削れず・・・。
「電動爪ヤスリなんて役に立たないっ!」と思っていたのですが、仕事で使う必要があり買ってみてビックリ!

技術の進歩は凄いですね!普通に削れました!
角も綺麗に取れるので便利です!

爪切りの代わりに使う場合は、本来の用途ではないのと、時間がかかることだけは覚えておいてくださいね。

犬の爪切りでは必ず止血剤を用意しよう!

犬の爪切りをする場合は、必ず止血剤を用意して下さい!

犬の爪には血管が通っていますので、それを傷つけると血が出ます。
この血は自然には止まりませんので必ず用意して下さいね!

そしてこの商品ですが「文永堂薬品のクイックストップ」をおすすめしています。

ネットを見ると他にも安い物はあるのですが、怪しい日本語が使われていたり、動物業界にいてもまったく聞いたことがない会社だったりと、信用できる物が少ないのです。

犬の傷口に塗る物ですので、実績のある物が安心です!

14g と少なく感じるかもしれませんが、これ1つで毎日爪切りをしているサロンでも1年は持ちます。
家で使っている物は2年使って、まだ半分以上残っています。

商品の有効期間も3年となっていますし、量が多ければお友達とわけるのもいいかもしれません。

あと、ショップによって値段の差が激しいので、なるべく安いお店で買いたいですね!

おまけ:他にもあると便利なもの

犬の爪切りで必須ではありませが、あると便利な物も紹介しますね!

犬用爪ヤスリ

犬の爪を切ったあとは、できればヤスリをかけてあげてください。

切りっぱなしだと角があたって飼い主さんも痛いですし、絨毯や寝床などに爪が引っ掛かかると犬も危険です。

ヤスリのおすすめ「サファイア」ですね。

学生から、プロまで幅広く使われている定番の1品になります。

抗菌・錆び防止用オイル

使用後の爪切りにはオイルを塗っておきましょう。

犬用の爪切りは割とすぐ錆び付きます。

学生の時にオイルを塗り忘れて1週間使わなかっただけで、錆びて使えなくなりました。
安くない物なので、ショックを受けましたね・・・。

オイルは抗菌と防錆効果がある物を選んでくださいね。
私が愛用しているのは「エバーメイト ジェットオイル」になります。

おすすめの犬用爪切り~まとめ~

今回紹介させて頂いた製品ですが、管理人も長年使用している物なので本当におすすめです。

どれを使えばいいのか迷っている飼い主さんに、参考にして頂けると嬉しいです。

あと、これは犬の爪切りの基本ですが、犬が嫌がる時は無理にやろうとしないで下さいね。

無理にやってしまうと、どんどん爪切りが嫌いになってしまい、手に負えなくなる場合もありますので。

「嫌がられたらすぐにやめる!」くらいの気軽な感覚でやってみてください。

飼い主さんが緊張していたり、やる気に満ちていると、犬が怯えてしまうこともありますからね。

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