犬との生活

トリマー&訓練士から見た、犬のお手入れ(トレーニング)ができない人の特徴

2020年5月13日

犬には欠かせない、日々のお手入れ。このお手入れですが、家でできない飼い主さんが、たまにいらっしゃいます。
私の職業上そういう犬は特に目についてしまうんですよね。

毛玉、毛もつれがあり、足の毛はボーボー、爪も長め、目周りには目ヤニ、涙焼けがあり、近づくと少し臭い。こんな可哀想な子が、飼い犬でもいるんです。

管理人
お店にもたまにそんな犬が来ますが、とても悲しい気持ちになります。

管理人が見る限り、そんな飼い主さんにはいくつかの特徴があります!
そしてこの特徴は「トレーニング」ができない飼い主さんと、共通するものがあります。

犬のお手入れができない飼い主さんは、犬のトレーニングもできていないことが多いです。

管理人
恥ずかしながら、犬のトレーニングを勉強するまでは、私もお世話もトレーニングもできない飼い主でした。

犬のお手入れができない人の特徴1「やる気が無い」

ほとんどがこのパターンです。

月に一回は、トリミングサロンなどでお手入れをしていたとしても、ブラッシングや、爪切り、シャンプーなど、家でまったくお手入れをしなければ、十分に犬をお世話をしているとは言えないと思います。

むしろトリマーの観点から見ると、圧倒的にお世話不足です。

マック
人間でもヘアサロンに行く以外は、家で何もしないなんて人は、あまり近寄りたくないですよね。犬も同じですよ。

例えば毎日のブラッシングです。基本的に毎日のブラッシングは、毛もつれや毛玉の予防や、毛の美しさを保つ為にも必要です。ブラシをしながら体も触るので、体のデキモノや、腫れなどの早期発見にも役立ちます。

そんなブラッシングを、できない飼い主さんもいるのですが、よく聞く理由はこんな感じです。

お手入れできない理由

・嫌がるからできない
・暴れるからできない
・咬んでくるからできない
・忙しくて時間がない

これらの理由は、確かに仕方がない時もあります。初めて犬を飼って、最初の数カ月は飼い主さんも練習の時期です。最初からできる人はいませんからね。
どうしようもなく忙しくて、たまには出来ない日もあるでしょう。

問題は、「犬を飼って何年もたつのにできない」飼い主さんや、「一年中忙しくて、できない」飼い主さんです。
犬の行動を理由にする飼い主さんには、「嫌がったり、暴れたりしないように、どんな練習をしてますか?」と、聞くのですが、ほとんどの場合は、何もしていないんですよね。

嫌がるなら、嫌がらないように練習をしなくては、いつまでたってもできる訳はないのですが、練習をしないんですよね。
何度かブラッシングをしてみて犬が嫌がったので、お世話を辞めてしまっている方が多いです。

お世話をする気持ちのある飼い主さんは、色々と調べて試行錯誤を繰り返したり、自分で無理ならトレーニング教室に通うなどされるので、時間はかかっても、なんとかできるようになる方が多いです。

忙しいと言う飼い主さんには、「1日5分~10分でも時間をとれませんか?」と聞くと、たいてい黙ってしまいます。
生き物を飼うのに、忙しいは理由にもならないのですが、忙しいを理由にしてるだけで「やる気がない」が本音みたいです。

このような飼い主さんは申し訳ないのですが、トリマーとしては「お世話をしない飼い主さん」として対応しています。

トレーニングに関しても同じです、トレーニングをする気がない飼い主さんは、「犬が覚えない」、「時間がない」、「家の犬にはできない」と何かと理由をつけて、結局やろうとしないんですよね。

犬も人間も、最初からはできませんよね。
何事もできるようになるまで、続けることが大事ですよ!

犬のお手入れができない人の特徴2「いきなりハードルを上げ過ぎている」

次に多いのがこのパターンですね!

犬の事を真剣に考えて、暴れようが、咬まれようが、なんとかお世話をしようと、チャレンジしている飼い主さんもいます。
ただし、何年もやって無理な場合、そもそものやり方が間違っている場合が多いです。

だからといって勉強をしていない訳ではなく、上手くいかないので、色々な方法を調べて試されています。
色々と試すのですが、結論を急ぐあまり、何をやるにも最初のハードルを上げ過ぎているように見えます。

犬によって慣らし方は違いますが、例えばブラシを嫌がる場合、うちのお店では、次のような順序で慣らすことを、お勧めしています。

慣らす順序の例

  • 体のどこを触っても嫌がらないようにする
  • マテなどで、じっとできるようにする
  • ブラシを見せても嫌がらないようにする
  • ブラシを持った状態で、別の手で触り、嫌がらないようにする
  • ブラシを毛に軽く当ててみる
  • 嫌がらないところをブラッシングしてみる

一度できたからといってあせらずに、何回も繰り返し、ゆっくりと慣らしていきます。
急ぎ過ぎると、逆戻りしてしまう場合もあるので、ゆっくり慣らします。

いつまでも、上手くいかない飼い主さんの場合、このような順序を無視していることが多く、いきなりブラシを毛に当てるところから始めたりします。

体を触られることを抵抗する場合は、ブラッシング以前の問題になります。自由に体を触れないと、ブラシをするのは難しいですよね。

飼い主さんの指示で大人しくできない犬は、ブラシだから大人しくできない訳ではなく、他の場面でも大人しくすることは、できないですよね。
ですので、ブラシをする前に、できないことを1つずつ減らしていくことが大事ですし、一番の近道です。

そしてこのタイプの飼い主さんは、慣らし方を提案しても、なかなか聞いていただけないのも、悩みどころです。
聞いてくれたとしても、少しできるようになると、すぐにまたハードルをあげてしまい、嫌がる状態に逆戻りすることも多いです。

管理人
お客様に相談された時も、「焦らずに、一ずつできるようになりましょうね!」とお伝えするのですが、なぜか焦ってしまうようです。

結果的に順序にはない行動(2人がかりで抑えてブラッシングをしてみたり)をしてみたりと、チャレンジ精神旺盛な方もいます。

お世話をしようとする気持ちはとても立派で、犬に対する愛情も感じるので、こちらとしても、なんと言えばよいのか、わからないタイプの飼い主さんです。

犬のトレーングでもいきなりハードルを上げると、失敗します。

できること、できないことを正確に把握して、できることを少しずつ増やし、できないことを少しずつ減らすことが大事ですね。

犬のお手入れができない人の特徴3「犬とのバランスがとれていない」

飼い主さんと、飼い犬のバランスがとれておらず、お世話ができないパターンです。
多いのが、中型犬、大型犬を飼っている場合ですね。

犬のお手入れは基本的に力ずくではやりません。ただし、まったく力を使わないというわけではなく、多少は犬の体をおさえる必要もでてきます。その力が足りなくて、できない場合もあります。

犬を洗ったり、乾かしたりするのも中型犬以上では、かなりの重労働です。プロでも2人でやったりします。

お店でも「犬が大きくて家で洗えないけど、どうしたらいい?」と聞かれることがよくあります。
この場合は、仕方がないので、家でのお世話を多少は諦めるしかないと思います。
無理にやって、犬や飼い主さんに何かあったら大変ですからね。

そのかわり、トリミングなど「お世話をしてくれる施設に出す頻度を多めにしてください。」とお願いしています。

管理人
うちのお店では、2週間に1回を目安に、ご来店をお願いしています。

犬に力負けするようでは、トレーニングどころではありません。
犬が少し嫌がって動いただけで、飼い主さんが引っ張られて、転倒するなどの可能性もあります。

飼い主さんと犬の安全が1番ですから、トレーニング施設のご利用をお勧めしています。

こうならない為にも、犬を飼う前に、環境にあった犬種を考えることが大事ですね。

犬種特性についての記事はこちら
ライフスタイルにあった犬の選び方!犬種の特性は大事ですよ!

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犬のお手入れができない人の特徴 ~まとめ~

お手入れ(トレーニング)をできない飼い主さんの特徴は、いかかだったでしょうか?
犬は自分でお手入れすることができませんので、飼い主さんがしっかりと、お世話をしてあげてくださいね。

大事なのは犬に必要なお手入れやトレーニング方法を理解し、それを飼い主さんが学んで実践することだと思います。
ダメ飼い主だった管理人でも、勉強すればそれを仕事にできるくらいまでにはなりましたので。

では!最後までご覧いただきありがとうございました。

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