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犬との生活

ライフスタイルにあった犬の選び方!犬種の特性は大事ですよ!

2020年4月28日

犬を飼うときは、どんな犬を飼おうかワクワクしますよね!

とても幸せな時間ではないでしょうか。

 

そんなワクワクする犬選びの時に、頭の片隅に入れておいて頂きたいことがあります!

それは「犬には犬種ごとに特性というものがある」ということです。

この犬種の特性を無視してしまうと、自分のライフスタイルに合う犬を選ぶことができません。

 

そして飼い主さんのライフスタイルに合わない犬を選んでしまうと、犬も人間も大変な思いをします。

ということで今回は『犬種の特性とライフスタイルにあった犬の選び方』について紹介したいと思います。

ライフスタイルに合う犬を選ぶ為に犬種の特性を知ろう

自分のライフスタイルに合った犬を選ぶ為に、まずは犬種の特性を知りましょう。

管理人
これを知らずに犬を選ぶと高確率でライフスタイルに合わない犬を選んでしまいますよ!

犬種の特性ってなに?

飼い主さん
犬種の特性ってなに?

簡単に言えば犬の持つ見た目や性格の特徴のことです。

犬種の特性の例

  • 吠えやすい
  • 声が大きい
  • 性格が穏やか
  • 水が嫌い
  • 体が大きい
  • 毛が長い
  • 体が大きい
  • 毛が多い、少ない
  • 運動が大好き
  • 運動が嫌い

 

現在では愛玩犬としての意味合いが強くなっていますが、犬はもともと人間が目的(狩猟、番犬、警護など)に応じて改良することにより、様々な犬種が作り出されてきました。

ですので、犬には目的に応じた用途とその目的に適合する特性があります。

毛の生え方や体の大きさ、声の大きさや性格まで、その仕事内容に応じて改良されてきましたので、その1つ1つに意味があります。

 

そして、犬と一緒に生活する上で犬種の特性はとても重要です!

なぜなら、飼い主さんのライフスタイルに合わない犬を飼ってしまうと、飼い主さんも犬も大変なことになるからです。

よく言う「飼いたい犬」と「飼える犬」は違うというやつですね。

犬種の特性って現代でも関係あるの?

マック
現代でも犬種の特性とかあるの?昔の話じゃないのかな?
それが現代でも関係あるんだよ! 
管理人

現代のドッグショーにおいても、犬種の用途やルーツによって10のグループに分類されています。

このドッグショーの目的と言うのが次の通り。

ドッグショーの目的

  1. 犬種本来の理想像(特性)を追求する
  2. 理想像に近い犬を世に出したブリーダーさんを評価する
  3. 結果として全体的な犬の質を向上させていく
マック
よく聞くチャンピオン犬というのは、このドッグショーで優秀な成績を収めた犬になります。

 

そしてこのドッグショーで良い成績を収めた犬の子犬が、高値で譲渡される傾向にあります。

またブリーダーとして有名になるには、このドックショーで優秀な成績を収め続ける必要があります。

 

ですので、ブリーダーさんにとって犬種本来の理想像(特性)は無視できないものです。

その為、現代においても犬種の特性というものは守られていて、無関係ということはないんです。

ドッグショーのグループ

1G 牧羊犬・牧畜犬
家畜の群れを誘導・保護する犬
(ボーダー・コリー、シェルティなど)

2G 使役犬
番犬、警護、作業をする犬
(ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ピンシャーなど)

3G テリア
穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬
(ジャック・ラッセル・テリア、ヨークシャー・テリアなど)

4G ダックスフンド
地面の穴に住むアナグマや兎用の猟犬

5G 原始的な犬・スピッツ
日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬
(秋田、柴、甲斐など)

6G 嗅覚ハウンド
大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬
(ダルメシアン、ビーグルなど)

7G ポインター・セター
獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬
(ワイマラナーなど)

8G 7グループ以外の鳥猟犬
(コッカー、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーなど)

9G 愛玩犬
(キャバリア、シーズー、チワワ、プードルなど)

10G 視覚ハウンド
(サルーキ、イタグレ、ボルゾイなど)

管理人
JKCのドッグショーに出れるのは血統書の発行されている犬だけ!

それぐらい犬種本来の特性というのは重要視されてます。

ライフスタイルに合う犬を選ぶには何で判断すればいいの?

自分のライフスタイルに合う犬かどうかの判断基準となるのは、その犬の本来の仕事!

それを知れば大丈夫です。

 

先ほども軽く説明した通り、犬は役割(仕事)を果たせるように、体の大きさ、毛の生え方、声の大きさ、攻撃性を改良されてきました。

これを知っているだけで、犬を選ぶ目線が変わってきます。

 

静かなライフスタイルの飼い主さんであれば、吠えることを仕事としていた犬種を飼うのはお勧めできません。

また、インドア派の飼い主さんが牧羊犬などの運動が大好きな犬種を飼うのもお勧めできません。

自分のライフスタイルと、その犬の本来の仕事を照らし合わせて一致するかを考えれば犬を選びやすいです。

 

もちろん、犬種の特性は遺伝的な性質になりますので、その後の生活や育て方でも変わることもあります。

犬種特性が全てだとは言いませんが、飼い主さんのライフスタイルや要求と、犬の得意なことがかけ離れているのはよくありません。

少なくとも飼おうとしている犬種の、本来の用途は把握しておくことをお勧めします。

それでは、実際に犬種の特性を生活環境に合わせて考えてみましょう!

ライフスタイルに合う犬|住宅環境を考えた場合

ダックスフンドやビーグルなど、吠えて獲物を追いたてる狩をしていた犬種は、動く物をみて吠える子が多いです。

そして吠え声が大きくて、遠くまでよく響きます。

 

ですので、住宅密集地やマンションなど、吠えられると困る環境で飼う場合は注意が必要!

子犬の時からのしつけや、吠えにくい環境作りが必要になります。

そして、静かなライフスタイルを好む飼い主さんにはあまりお勧めはできません。

逆にポインター・セターのように、静かに仕事を行うことが前提の犬種を吠えることを目的した番犬として飼うのは向いていませんね!

 

牧羊犬などの運動量を多く必要とする犬を飼う場合は、家にもそれなりの広さが必要となります。

ワンルームマンションなどで飼うのは難しいですよね。

犬種によっては、向かない住宅環境もありますので注意するべき点の1つです!

ライフスタイルに合う犬|他のペットを飼っている場合

テリアなど小動物の狩猟を行っていた犬種は猫やウサギ、ハムスターなどの小動物を追いかける習性があります。

他の動物と同じ空間で飼う場合は注意が必要ですね。

管理人
他のペットとの共存をライフスタイルとするのであれば、狩猟を目的としていた犬種は選ばないのが無難です。

ライフスタイルに合う犬|家族構成を考えた場合

ライフスタイルに合った犬を選ぶ上で外せない要素が家族構成。

 

小さいお子さんがいる場合は、万が一を考えドーベルマンやシェパードなど、しつけが難しい犬は避けるべき犬種になります。

攻撃性の高い闘犬の類は絶対にNGですね。

 

また体の大きな中型犬、大型犬などは、飼い主さんにもそれなりの力が必要になります。

犬が体調不良になれば抱きかかえて運んだり、お世話をする必要もでてきますからね!

ご年配の方ばかりではお世話もままなりません。

そして中型、大型犬は運動量も必要になりますので1人暮らしには向かない犬種でもあります。

 

たまに「お父さんがいないと犬を連れて移動もできない!」とおっしゃる飼い主さんがいますが・・・。

お父さんの不在の時に犬に何かあった場合、対応できないのではとても困ったことになります。

ですので、家族の誰もがお世話ができる犬種を選ぶ事をお勧めします!

ライフスタイルに合う犬|世話を出来る時間と体力を考える

コーギーやボーダーコリーの様に元々が牧羊犬で、中型犬であってもかなりの運動量を必要とする犬種や大型犬の場合は、毎日十分な運動をさせる必要があります。

これらの犬種の散歩時間の目安としてよく言われるのは次の通り。

  • 散歩は朝、夕方の1日2回
  • 1回の散歩時間は1~2時間

毎日の生活の中で散歩だけで、これだけの時間を確保するのは中々難しいですよね。

 

私の周りでこれらの犬種を飼っているのは、トレーナーやアジリティの競技者位ですかね。

犬関係の仕事をしている私でも、このレベルの散歩時間を確保するのは現実的には無理です。

これらの犬種に合うライフスタイルの方は、なかなかいないのではないでしょうか。

 

また、犬種によって毛の長さや生え方などが違いますので、お手入れにかかる時間も変わってきます。

お顔の毛が伸びる犬種(プードル、ビションフリーゼなど)は毛が伸びるのも早く、放っておくと大変なことになります。

毎日のブラッシングや定期的なトリミングが不可欠です。

お顔の毛が伸びない犬種(チワワ、ダックス)などは、プードルなどに比べればブラッシングなどのお手入れは少し楽ですよ。

管理人
我が家の例ですと、プードルは毎日のブラッシングと週1回のシャンプーが必須です。

チワワに関しては2~3日に一度のブラッシングと月1回のシャンプーで問題なく過ごせています。

また、チワワやダックスなど同じ犬種でもスームースと、ロングコートでは毛の伸び方が違いますので、ブラッシングに必要な時間は違ってきます!

 

同じ犬でも犬種によってお世話に必要な時間がかなり変わってきます。

お世話にかかる時間が飼い主さんの負担となる場合も多いので、十分に考慮するべきポイントです!

管理人
お世話に時間のかかる犬を飼ってしまうと、犬のライフスタイルに飼い主さんが合わせることになります。

注意してください!

ライフスタイルに合う犬|愛犬との遊び方

愛犬とどのように遊びたいかでも、選ぶ犬種は変わっていきます!

家でゴロゴロと過ごすライフスタイルの方に、運動量が多く必要な犬種は向きません。

逆に激しい運動をしたい方には、小型の愛玩犬は厳しいでしょう。

 

アジリティなどのドッグスポーツをやりたいのであれば、運動能力の高い牧羊犬(ボーダー・コリーなど)がお勧めですね。

もちろんチワワ、マルチーズ、ブルドッグなどでもドッグスポーツは楽しめますが、基本的な能力の差がありますので上位を狙うのは難しいです。

 

また、海やプールなど水遊びをしたい場合は和犬はむかないでしょう。

和犬は水が苦手な子が割と多いので。

また、ベタベタとした慣れ合いを嫌う子も多い犬種なので、そのような可愛がり方をしたい場合にもお勧めできません。

 

咬んで獲物を仕留める狩をしていた犬種には、ロープの引っ張りっこや、物を咬ませる遊びをさせるのは良くないと言われています。

咬み癖を誘発する可能性が高いと言われているからです。

 

愛犬との過ごし方も飼い主さんそれぞれの理想があると思います。

自分のライフスタイルを十分に考慮した上で、犬種を選ぶことをお勧めします!

ライフスタイルにあった犬の選び方と犬種の特性 ~まとめ~

今回は犬種の特性とライフスタイルに合う犬の選び方について説明させて頂きました。

 

もちろん犬にもそれぞれの性格はありますので、必ずしも犬種の特性にあてはまるとは限りません。

中には特性にあてはまらない犬がいるのも事実です!

ただし、ほとんどの場合は犬種の特性が成長と共に高確率で現れます。

 

ですので、犬を飼う時はまず飼いたい犬種の特性を念入りに調らべて、飼い主さんのライフスタイルにあった犬種を飼うことをお勧めします!

各犬種の特性については、ドッグショーも開催している、JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)のホームページに詳細な記載がありますので、興味がある方はご覧ください。

参考:世界の犬 | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

はなげんき(トリマー兼店長)

30代でIT業界から動物業界に転職し、3匹の犬と生活しています。

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