散歩中のパピヨンが蹴られて亡くなる事件がおきましたね。
このような事件は聞いていてあまり気分がよい物ではないのですが・・・。
ただ今回のようなことって、割とよく耳にする話です。
ということで、今回の件について現役トリマーとして感じたことを思いのままに書いてみようとおもいます。
この件の概要
まず事件を知らない方の為に、事の概要を簡単に説明しましょう。
河川敷で散歩中のパピヨン1匹(12歳、メス)が複数回にわたり蹴られてなくなったということ。
ちなみにこの散歩中のパピヨンはリードが付いていない状態で、飼い主の手からも離れていたそうです。
犬を蹴ったのは河川敷をランニング中の男性だったということ。
参考記事:朝日新聞
この話を聞いての個人的な感想
この話を聞いて、犬を蹴った人、犬の飼い主さん、亡くなったパピヨンにそれぞれ思うことがあるのが正直な感想。
個人的な感情では飼い主に対して思うことが一番多いです。
犬を蹴った人に思うこと
犬を蹴った方に対して思うことは「何回も蹴る必要があったのかな?」ということ。
ただ、これは微妙なラインで犬が嫌いのレベルを超えて「犬が怖い人」というのは世の中に一定数いる訳で・・・。
そんな方にとってはノーリードの犬が近寄ってくれば、パニックになるほど怖いというのもよくわかる。
私も爬虫類が本当に怖くて、蛇なんか見るのも無理。
道でいきなり蛇が近寄ってきたら、かなり攻撃的に対応してしまうでしょう。
でもそんな蛇をペットとして飼う人もいるから、そのあたりの感覚は人それぞれとしか言いようがない・・・。
もしランニング中の男性が「犬が怖い人」だった場合は可哀そうな気もする。
ただ、犯罪は犯罪なのでその点については何も言えない。
悪意でやったなら人として論外だけど。
犬の飼い主さんに思うこと
犬の飼い主さんに思うことは「なぜリードをしてないの?」ということ。
犬というのは家でどんなに大人しい子でも、タイミングや状況が悪ければ逃げ出したり、人や他の犬に急に噛みつくこともある。
それをさせない為のリードは飼い主さんの義務だ。
また、世の中には思っている以上に犬が嫌いだったり、犬が怖い人が多い。
そんな人からみればリードをしている犬ですら怖いのに、ノーリードの犬となると本当に恐怖でしかない。
なので愛犬が亡くなったことは本当に気の毒に思うが、ノーリードで歩かせていた飼い主さんの責任は無視できない。
リードさえつけていればパピヨンが蹴られることはなかったかもしれないから。
逮捕された方を罰するのはもちろんだが、愛犬の管理を怠ったこの飼い主さんも罰を受けるべきだと思う。
亡くなったパピヨンに思うこと
今回の一番の被害者は亡くなったパピヨンだろう。
きっとなぜ蹴られるのかもわからなかったに違いない。
12歳ならまだまだ生きられただろうと思うとただひたすらに悲しい。
ノーリードの犬(パピヨン)が蹴られて亡くなった事件 ~まとめ~
今回に限らず散歩中の犬が被害を受けたり、人間が被害を受けたりする話を最近よく聞く。
飼い主さんは愛犬や周りの人を守る為にも、
- リードは必ずつける
- 犬にも人にも気安く近寄らない&近寄らせない。
- 愛犬を完全に制御&守れるように散歩は1人1頭で行く
という犬の散歩の基本を思い出した方がいいかもしれない。
最近耳にしたトラブルでは、このいずれかを飼い主さんが怠っている場合が多いので。