Unityでアバターを作成中に、テクスチャ画像のシームの切れ目に、滲みの様なミシン目の様な不思議な線が入る事態に遭遇。
色々と試しても解決せずに、困ってしまいました!
原因はUnity側のテクスチャ画像のインポート設定だったので、同じ現象でお困りの方向けに覚書です。
Unity|アバターのテクスチャ画像で線が入る場合の対処方法
Unityでアバターを作成する際にテクスチャ画像のシームの切れ目に線が入る原因は、画像のインポート設定で『ミップマップの生成』にチェックが入っていた為でした。
アバターで使用しているテクスチャ画像を選択して『ミップマップの生成』のチェックを外したところ、アバターの線もなくなりました!
なお、私が作成したアバターでミップマップを使用することにより線が出るのは、UV展開時に余白を少なくしてUVをギチギチに詰め込んだ画像だけ。
同じアバターでも、余白に余裕を持たせてUV展開をしなおした所、変な線はでなくなったので、余裕を持ってUV展開するもの問題の回避につながるかと!
Unity|アバターのテクスチャ画像に線が入る原因のミップマップって何?
アバターでシームの切れ目に入る線を消すことはできましたが、そもそもミップマップが何なのかが不明!
ということで、軽く調査!
ミップマップ
ミップマップは革新的に小さなバージョンの画像リストで、リアルタイム 3D エンジンのパフォーマンスを最適化するために使用されます。カメラから離れたオブジェクトは、小さなバージョンのテクスチャを使用します。ミップマップを使用すると、33% 多くメモリを使用しますが、使用しないとパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。
ゲーム内 テクスチャ には常にミップマップを使用します。GUI テクスチャ、スカイボックス、カーソル、クッキーなどの元々小さく作成されているテクスチャだけは例外です。
ミップマップは、様々なテクスチャエイリアシングやちらつきを避けるためにも不可欠です
Unityマニュアル|テクスチャのインポート|ミップマップ
パフォーマンスを最適化する為に、Unity側で作成する小さい画像みたいですねぇ。
カメラから離れた時に使用するみたいですが、私がアバターを使用しているオンライン環境ではカメラの距離に関係なく線が表示されてました。
また、私がアバターを使用しているオンライン環境では、特にパフォーマンスが低下した様子もなかったのですが、各アバターを使用できるサービスで、どの程度の影響が出るのかは不明です。
Unity|アバターのテクスチャ画像でシームの切れ目に線が入る場合の対処方法 ~まとめ~
ということで今回は、Unityでアバターを作成時にテクスチャ画像のシームの切れ目に線が入る場合の対処方法でした!
ゲームで使うならUV展開からやり直した方がよいのでしょうが、趣味で遊ぶアバター作りでUV展開からやり直すのはかなり面倒なので!
アバターに不思議な線やニジミが出て、どうしようもない時にお試しあれ!