オークションで高額な値段がついたことから注目を集めている『封じ手』
藤井聡太二冠の人気の高さを象徴するような現象でした!
ただ中には『封じ手とは何?わかりやすく説明して!』という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は将棋のルールである『封じ手』について初心者の方にもわかりやすくまとめました!
将棋のルール『封じ手』とは何?わかりやすく説明して!
将棋の対局が中断される場合に、次に自分がうつ手を実際にはうたずに紙に書いて保管しておくことです!
ちなみに次の手を紙に書くのは、中断される時に手番(ゲームでいうならそのターン)の人だけです。
この封じ手は対局が再開されるまで封をされて保管されます。
ですので、対局が再開するまでは、封じ手を書いた本人しかその内容が分からない状態になります!
手を封印するから『封じ手』なんですね。
将棋ではどうして『封じ手』をする必要があるの?
将棋には各自に持ち時間というものがあり、その持ち時間の範囲内で戦略を考える必要があるんです。
ただ対局が途中で中断された場合は、その持ち時間が消費されないんですね!
するとどうでしょう!
次の手番(ゲームでいうなら次のターン)のプレイヤーは、持ち時間を消費することなく中断中も次の手を考え続けることができます!
2日に渡る対局の場合は、初日の対局が中断されてから、次の日の対局が始まるまで、かなりの時間考えることができるわけです!
少ない持ち時間でも色々な手を考えられるプロの方に、その様な時間を与えてしまうと不公平になってしまいますよね!
同じ持ち時間で戦略を考えて、公平に勝負をする為にあるのが封じ手という制度なんですね!
将棋ではどんなタイミングで『封じ手』が使われるの?
プロの公式戦では、持ち時間が8時間以上あるタイトル戦で2日間に及ぶ対局の時のみ封じ手が使われるそうです。
要するに1日目の対局が終わる時のみ『封じ手』が行われるということですね!
そして、将棋の世界で2日間に及ぶ対局というのは、名人戦、竜王戦、王位戦、王将戦の4つのタイトル戦のみということです。
なので、あまり頻繁につかわれるルールではないんですね!
公式戦ではない、ショー的な要素のある早指し将棋などでは、解説者の任意のタイミングで封じ手が宣言されて休憩をとったりするそうですよ!
将棋の昼・夕の休憩時間や食事休憩で『封じ手』は使われるの?
将棋のルールでは昼、夕の休憩時は封じ手は使われません。
また食事休憩でも封じ手は使われません。
休憩時間は持ち時間には含まれないので、休憩の時点で手番を持っている方が、長時間考えられるので有利と考えられます。
実際にネットでは不公平だと主張されている方もいました!
ただ、プロの方達は特に問題視していないようなので、実際にはそれほどの影響はないようです!
将棋のルール!封じ手のまとめ
言われてみると重要な役割を持っている将棋の封じ手!
公平さを守る為のルールとは恐れ入りました。
しかし、2日間も相手との対局を考え続けられるとは、プロの方達は凄いですね!
藤井聡太二冠の影響でまだまだ盛り上がっていきそうな将棋界!
これからも目が離せません!