「うちの子、ちゅーるしか食べてくれないんだけど、これを犬のご飯代わりにしても大丈夫なのかな…?」
そんな風に悩んでいる飼い主さんも、多いんじゃないでしょうか?
我が家の18歳の老犬チワワも、チュールしか食べない日が多くなってます。
結論からいうと、ちゅーるの「総合栄養食タイプ」なら、ご飯の代わりになります!
ただし、「おやつタイプ」のちゅーるを主食にするのはおすすめできません。
そして、どちらを使うにしても、いくつか注意点があります。
この記事では、ちゅーるを老犬のご飯代わりにするメリットや注意点、さらに犬の健康維持に特化した老犬におすすめの「動物病院専用ちゅ~る」についてもご紹介します。
このチュール実はAmazonなどでも購入できるんですよ。
読んだあとに、「これなら安心してあげられる!」って思えるヒントをお届けしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ちゅーるには2つのタイプがある
ちゅーると一口にいっても、実は「おやつタイプ」と「総合栄養食タイプ」の2種類があるんです。
それぞれの特徴を押さえておけば、愛犬の健康管理に役立てることができますよ!
おやつタイプのちゅーるとは?
おやつタイプのちゅーるは、名前の通り「おやつ」として開発された商品です。
主に食事の補助やトレーニングのご褒美、食欲がないときの「きっかけ」として与えるのに適しています。
ただし、栄養バランスは主食として使うには十分ではありません。
犬のおやつに対する考え方
間食とは、おやつやスナック又はご褒美として、限られた量を与えることを意図したペットフードです。
一般には、おやつ、スナック、トリーツなど、これらに類似する表現・表示がされています。
間食は、適切な栄養量を維持するために給与回数及び給与限度量の表示や主食での給与量の調整が必要な旨の表示により注意喚起がされています。
給与限度量は、原則として1日当たりのエネルギー所要量の20%以内に抑えることが求められています。
塩分や脂肪分が含まれることも多いため、これを犬のご飯代わりに主食として長期間使うのはおすすめできません。
でも、少量なら嗜好性が高いので、食事のきっかけ作りにはとても便利です!
総合栄養食タイプのちゅーるとは?
一方、総合栄養食タイプのちゅーるは、これだけで愛犬に必要な栄養素をしっかり摂れるように設計されています。
他のドッグフードと同じように主食として使えるので、食欲が落ちた老犬のご飯代わりとしても安心して与えられます。
パッケージに「総合栄養食」と記載されているものがこのタイプです。
栄養バランスが整っているので、長期間の使用でも安心。
逆におやつとしてこのタイプを与えてしまうと、栄養の摂り過ぎになり肥満の元にもなるので注意です。
総合栄養食とは?
日本で総合栄養食と表示できるのは「ペットフード公正取引協議会」が定めた基準を満たしているフードのみになります。
主食にできるドッグフードは「総合栄養食」と記載がある物になります。
他のフードは栄養補助食品かおやつです。
総合栄養食とは
「総合栄養食」とは、ペットフードのうち、犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品であって「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められています。
ちゅーるをご飯代わりにするメリット
ちゅーるを老犬の食事に活用することには、いくつかの大きなメリットがあります。
特に食欲が落ちた老犬にとっては、ちゅーるの食べやすさや嗜好性が頼りになりますよね。
さらに、ちゅーるには総合栄養食タイプもあり、上手に選べば栄養バランスを保ちながら愛犬の健康をサポートすることが可能です。
ここでは、ちゅーるをご飯代わりにする主なメリットを3つご紹介します。
食欲が落ちた老犬にも食べやすい
老犬になると、嗅覚や味覚が衰えて食欲が落ちたり、ドライフードを噛むのが難しくなることがあります。
そんなとき、ちゅーるのようなペースト状の食べ物は、愛犬にとって食べやすく、魅力的な選択肢です。
ちゅーるは嗜好性が高く、少量でもしっかりとした味わいがあるため、「これなら食べてくれる!」という声も多いです。
食べる楽しみを取り戻せるのは、老犬の健康や気分にも良い影響を与えます。
水分補給にも役立つ
ちゅーるはペースト状で水分を多く含むため、脱水気味の犬にも役立ちます。
老犬は腎臓機能が低下しやすく、水分をしっかり摂取することが特に重要です。
ちゅーるを与えることで自然に水分補給ができるので、ドライフードしか食べない場合よりも安心できます。
ただし、これだけでは十分な水分補給とはいえないので、新鮮な飲み水も忘れずに用意してくださいね!
総合栄養食タイプなら主食としても安心
ちゅーるの中でも総合栄養食タイプを選べば、主食として安心して与えることができます。
このタイプは愛犬に必要な栄養素がすべて含まれているため、「これだけで大丈夫かな…?」という不安を解消してくれます。
また、パウチの形状なので保存や取り扱いも簡単。
ドライフードを食べなくなった老犬のご飯代わりとして、とても便利です。
ちゅーるをご飯代わりにするデメリット
ちゅーるは嗜好性が高く便利な反面、使い方によっては愛犬の健康にマイナスな可能性もあります。
特に、おやつタイプを主食代わりに使ったり、与えすぎたりすることには注意が必要です。
ここでは、ちゅーるをご飯代わりにする際に考えられるデメリットもご紹介します。
おやつタイプでは栄養バランスが偏るリスク
おやつタイプのちゅーるは、間食やご褒美用に作られているため、栄養バランスが主食ほど考慮されていません。
このタイプを長期間にわたって主食代わりに与えると、犬の生活に必要な栄養素が不足する可能性があります。
特に老犬は体力が落ちがちなので、栄養を摂ることはとても大事ですよね。
ちゅーるのみだとご飯代は高くなる
我が家の場合は体重が1.7kgのチワワなので1日に必要な本数は17本!!
まとめ買いすると1本34円くらいになるとはいえ、ちゅーるを主食にすると1日の食費が約600円になります。
病院代を考えると安いもんですが、それなりの打撃を受けている飼い主です。
動物病院専用ちゅ~るも選択肢に
チュールには「動物病院専用ちゅ~る」という商品もあります。
これは、犬の健康維持に特化した商品で、老犬にも嬉しい愛犬の健康をサポートする強い味方です。
その特徴についても詳しくご紹介しますね。
発売以来、わんちゃん・ねこちゃんから愛されてきたちゅ~るシリーズ。
元気がない時や、様々な理由で食べられるおやつが限られているわんちゃん・ねこちゃんにも美味しく食べてもらいたい。
そんな想いで、栄養バランスに配慮したちゅ~るを作りました。わんちゃん・ねこちゃんの健康維持のために考えた動物病院専売品です。
こちらも総合栄養食タイプと単なる栄養補給タイプがあるので注意してね!
動物病院専用ちゅ~るで「総合栄養食」なのは以下の3商品です。(2024年11月時点)
各ショップで取り扱いのある、他の『動物病院専用ちゅ~るの一覧』は以下でご覧ください。
動物病院専用ちゅ~るの特徴
動物病院専用ちゅ~るは、一般的な市販のちゅーるとは異なり、健康維持に特化した成分設計がされています。
たとえば、次のような特徴のちゅーるがありますよ。
動物病院専用ちゅ~るの特徴
- 低ナトリウム設計:腎臓の健康維持に配慮した設計
- 高嗜好性:食欲が落ちた犬でも食べやすい味付け。
- 特定の栄養素を補える:例えば、グルコサミンやオメガ3など、愛犬の健康状態に合わせたバリエーションがある。
参考資料
いなば エネルギーちゅ~る 低リン低ナトリウム とりささみ
【わんちゃんの腎臓の健康維持に配慮しました】
・リン約30%、ナトリウム約65%減
(いなばエネルギーちゅ~るとりささみ比)
・抗酸化成分イミダゾールジペプチド配合
・乳酸菌EC-12(フェカリス菌)1000億個※配合
(※配合時の理論値です)
いなば オメガ3ちゅ~る 総合栄養食 とりささみ
【わんちゃんの皮膚・被毛の健康維持に配慮しました】
・総合栄養食
・オメガ3脂肪酸100mg※配合
・リン脂質型オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)を含むクリルオイルを配合
・乳酸菌EC-12(フェカリス菌)1000億個※配合
(※配合時の理論値です)
いなば グルコサミンちゅ~る 総合栄養食 とりささみ
【わんちゃんの関節の健康維持に配慮しました】
・総合栄養食
・N-アセチルグルコサミン225mg※配合
・乳酸菌EC-12(フェカリス菌)1000億個※配合
(※配合時の理論値です)
これらの特徴により、動物病院専用ちゅ~るは健康管理の一環として非常に便利です。
犬の健康維持に配慮し開発された特別仕様
このちゅ~るは、特定のケアが必要な犬向けにも作られています。
ですので、以下のような状況で役立ちます:
- 食欲不振時の補助:普通のフードを食べられない場合でも、少量で必要な栄養を摂れる。
- 薬の投与がしやすい:「投薬用ちゅ~る」のように専門のちゅーるがある
- ケアが必要な特定の症状に対応:アレルギーなど、特定の症状に対応したラインナップが揃っている。
老犬にも必要なケアをしながらも、食事を楽しむという大切な時間をサポートできるのが動物病院専用ちゅ~るの大きなメリットです。
参考
元気のないわんちゃん・ねこちゃんにカロリーを2倍にしたエネルギーちゅ~るや低リン低ナトリウム仕様のちゅ~る等様々なラインナップ。
いなば 投薬用ちゅ~る とりささみ
【お薬が苦手なわんちゃんに!】
・粘度3倍でお薬を包みやすい
(いなばエネルギーちゅ~るとりささみ比)
・錠剤・粉薬の両方に対応可能
・低カロリーなおやつとしてもお使いいただけます
・乳酸菌EC-12(フェカリス菌)1000億個※配合
(※配合時の理論値です)
【アレルゲンになりにくいといわれるサーモンを使用し、食物アレルギーに配慮しました。】
・アスタキサンチン・オメガ3脂肪酸配合。
・乳酸菌EC-12(フェカリス菌)1000億個※配合
(※配合時の理論値です)
ちゅーるをご飯代わりにする際の注意点
ちゅーるは老犬の食事をサポートする便利なアイテムですが、もちろん注意点もあります。
愛犬の健康を守るために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
老犬や持病がある犬は必ず獣医師に相談してから使用を始める
老犬の主食をチュールにする場合、必ず獣医師に相談してから始めましょう。
老犬の場合は、健康状態や特別なケアが必要なことがあります。
獣医師に相談することで、総合栄養食タイプのちゅーるが適しているかどうか、どのくらいの量を与えるべきかを的確に判断できます。
愛犬の状態に合ったアドバイスをもらうことが大切です。
我が家の場合は「食べないより食べることが重要!むしろこの歳なら食べればなんでもいい!」と言われました。
また、療法食ではないのでお間違えのないよう。
Q.動物病院専用ちゅ~るを病気の犬や猫に与えても大丈夫ですか?
A.療法食ではございませんので、獣医師にご相談のうえお与えください。
療法食
獣医師が犬や猫の疾病の治療などを行う際、人間の場合と同様に、栄養学的なサポートが必要な場合があります。
「療法食」とは、治療の内容の合わせてフード中の栄養成分の量や比率が調節され、治療を補助する目的で使用されるフードで、獣医療において獣医師の指導のもとで食事管理に使用されることを意図したものをいいます。
ドライフードと混ぜない
ちゅーるをドライフードに混ぜて与えるのは避けましょう。
ちゅーるはペースト状で粘着性があるため、ドライフードと混ざると固まりやすくなります。
この固まりが老犬にとっては喉に詰まるリスクを高める可能性があります。
どうしても一緒に与えたい場合は、それぞれを別々に与えるか、ドライフードを水で柔らかくして固まらないように工夫してください。
安全を最優先に考えることが大切です。
老犬はご飯中も飼い主さんがつきっきりとはいえ、リスクは避けたいですよね。
主食タイプであっても与える量を調整する
総合栄養食タイプのちゅーるは、主食として使用できますが、与える量を守ることが重要です。
パッケージに記載されている給餌量を参考にしつつ、愛犬の体重や活動量、健康状態に応じて調整しましょう。
与えすぎると肥満や消化不良の原因になることもあるので注意が必要です。
また、こまめに体重や便の状態をチェックして、適切な量を維持してください。
ほかのフードと組み合わせてバランスを取る
どれだけ栄養バランスが良い総合栄養食タイプであっても、同じフードばかりだと犬が飽きてしまうことがあります。
また、多様なフードを取り入れることで、さらに健康をサポートできる場合もあります。
愛犬の好みや健康状態に合わせてバランスを工夫しましょう。
(可能な範囲で大丈夫です!他を食べない時は仕方がないので!)
愛犬に必要な栄養は必ず獣医さんに確認しましょう!
まとめ|老犬の健康を考えたちゅーる活用法
老犬の食事に「ちゅーる」を取り入れることは、食欲が落ちた愛犬にとって素晴らしいサポートになります。
でも、正しい使い方をすることがとても重要です。
ポイントとしては、ちゅーるには「おやつタイプ」と「総合栄養食タイプ」があることを理解し、愛犬のご飯代わりにするなら総合栄養食タイプを選ぶこと。
また、ドライフードとは混ぜない、与える量を調整する、ほかのフードと組み合わせてバランスを取るなど、安全で効果的な使い方を心がけてください。
さらに、老犬にも嬉しい健康維持に配慮した作りの「動物病院専用ちゅ~る」を活用することで、愛犬の健康状態に合ったケアが可能になります。
何よりも、愛犬の健康管理に迷ったときは獣医師に相談することが最も安心で確実な方法です。
愛犬が楽しく、健康的に毎日を過ごせるよう、ちゅーるを上手に活用してみてくださいね!