香川県のネット・ゲーム対策条例!
世間を賑わしている条例ですが、そもそもなぜこのような条例が作られたのでしょうか?
内容や疑問点、無視した場合の罰則の有無についても、わかりやすく解説したいと思います!
そもそも香川県のネット・ゲーム条例とは何が目的なの?
香川県がネット・ゲーム条例を作った理由を簡単にまとめるとこんな感じになります!
条例を作った理由
インターネットやゲームのやり過ぎは体や心に悪影響がでる!依存してしまう可能性もあるよね!?
そういう物から子供たちを守る義務が大人にはある!
だから条例を作って子供を守ろう!
条例の目的はインターネットやゲームのやり過ぎから『子供達を守る』ことになります!
ですので条例の対象となるのは未成年のみ!
ゲームばかりに焦点があてられていますが、インターネットの利用も条例の対象です!
香川県のネット・ゲーム条例はどんな内容が問題視されているの?
主に世間で問題視されているのは条例の第18条になります!
この中に『コンピュータゲームの利用』と『スマートフォン等の使用』について書かれているのですが、内容が次のような物になっています!
コンピュータゲームの利用:
1日当たりの利用時間は60分まで(学校等の休業日は90分まで)
スマートフォン等の使用:
中学生(義務教育修了前)以下は21時まで!それ以外の未成年は22時まで!
(家族との連絡及び学習に必要な検索等を除く。)
こんなこと条例で決められたら、生活しにくいですよね。
主にこの部分が原因で、批判の的となっているわけですね!
ちなみにこの『スマートフォン等』の定義については、条例の中で次の様に定められています。
スマートフォン等
インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)することができるスマートフォン、パソコン等及びコンピュータゲームをいう。
引用:香川県ネット・ゲーム依存対策条例 第2条 (6)より
インターネットの利用&情報の閲覧ができる機器は全部含まれると考えて問題ないでしょう!
だから『スマホが使えないならパソコン使うから大丈夫!』とか、『テレビでYoutube見ればよくない?』などという理屈は通じません。
ゲームセンターの利用もネット・ゲーム条例の対象になる!
香川県のネット・ゲーム条例ですが、実は家庭内の話だけではないんです!
条例の第2条(2)において『ネット・ゲーム』は以下のように定義されています!
ネット・ゲーム
インターネット及びコンピュータゲームをいう。
引用:香川県ネット・ゲーム依存対策条例 第2条 (2)より
ゲームはコンピューターゲーム全体を指すので、家庭用ゲーム機は勿論ですが、ゲームセンターやスーパーなどにあるゲーム機も条例の対象になります!
こうなってくると地域経済にも影響の出てくる話ですね。
本格的に取り締まりをされると、香川県のゲームセンターなどはかなりの被害を受けてしまいます。
撤退を考える企業もあるのではないでしょうか?
香川県のネット・ゲーム条例は無視できる?罰則は?
結論からいうと無視することは可能です。
現時点では罰則の規定がないからです。
ただ条例で決められているのに、無視するのは精神的に辛いものがありますよね。
世の中には条例を盾に、周りを責め立てる方達もいますので、下手に無視してトラブルに巻き込まれても嫌ですよね!
香川県のネット・ゲーム対策条例に良い所はないの?
問題点ばかりが報道されていますが、このネット・ゲーム条例にはよい所もあります!
子供のスマートフォンの利用について、保護者に責任や正しい管理を求めていたり、地域で協力することが書かれていたりします!
ただ、18条のようなネガティブな内容が含まれている為に、良い面はかき消されている印象を受けます!
香川県のネット・ゲーム条例まとめ
世間を騒がしている香川県のネット・ゲーム条例。
今後改定されることはあるのでしょうか?
条例には2年を目途に検討し必要があれば措置が講ぜられるとありますが、2年間もこのままでは反発もありそうですね。
香川県、県民の方、双方の納得できる状況になって欲しいものです
参考(香川県 ゲーム条例 全文):香川県ネット・ゲーム条例議案