日本人宇宙飛行士の野口聡一さんの搭乗で話題になっているクルードラゴン・レジリエンス(Resilience)
そんな話題のクルードラゴン・レジリエンスとはどんな宇宙船なのでしょうか。
そこで今回は宇宙船クルードラゴン・レジリエンスに焦点をあてて調査を行いました。
クルードラゴンの打ち上げ費用や目的、帰還方法なども調査しましたので、是非ご覧ください!
野口聡一搭乗のクルードラゴン・レジリエンスの名前の意味
野口聡一さんが搭乗するクルードラゴンの名前は『Resilience(レジリエンス)』と命名されました。
『Resilience(レジリエンス)』には、困難・苦境などからの回復力、立ち直る力、復活力という意味がありますね。
ニュースなどでは『強靭さ、困難から回復する力』として紹介されていました。

クルードラゴンはあくまで機種名なんですね。
野口聡一搭乗のクルードラゴン・レジリエンスとはどんな宇宙船
野口聡一さんが搭乗されるクルードラゴン・レジリエンスとは、米国の宇宙企業スペースX社が開発した有人の宇宙船です。
民間の企業が開発した宇宙船としては初となる、有人で国際宇宙ステーションへ飛行する能力を証明したことで注目されています。
地球と宇宙ステーション (ISS) 間の乗員と物資の輸送を目的としていて、最大7名まで搭乗が可能。
将来的には月への宇宙旅行で使用することも想定されているそうです。
宇宙空間では国際宇宙ステーション (ISS) へ180日の間ドッキングされます。
(クルードラゴン自体は最長で210日間のドッキングが可能な滞在能力を持ちます。)
野口聡一搭乗のクルードラゴン・レジリエンスの打ち上げ事例とは
野口聡一さんが搭乗されるクルードラゴンですが、実は今回の打ち上げが初ではありません。
無人・有人を含めて今までにも何回か打ち上げられて、全ての打ち上げに成功しています。
『Crew Dragon Demo-1』といミッション名で無人のテスト飛行が行われ 、国際宇宙ステーション (ISS) へ4日の滞在。
2020年の5月30日には『Crew Dragon Demo-2』で有人で打ち上げられ、ISS に62日滞在しています。
ちなみにこの5月30日にケネディ宇宙センターから打ち上げられたクルードラゴンの名前が『エンデバー』です。
クルードラゴン・エンデバーも、初の民間企業主導の宇宙飛行士打ち上げとして話題になりましたので、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
野口聡一搭乗のクルードラゴン・レジリエンスの打ち上げ費用とは
宇宙船クルードラゴン・レジリエンスの打ち上げ費用はいくらになるのか気になりますよね。
正式な合計金額は発表されていませんが、2019年にNASAが発表したスペースX社のクル―ドラゴンによる宇宙飛行士一人あたりの打ち上げ費用は約5,500万ドル(約59億円)となっています。

クルードラゴン『Resilience(レジリエンス)』の宇宙飛行士!左から シャノンウォーカー(ミッションスペシャリスト)、ビクターグローバー(パイロット)、クマイケルホプキンス(司令官)、野口聡一(宇宙飛行士兼ミッションスペシャリスト) 出典:NASA
今回打ち上げられるクルードラゴン『Resilience(レジリエンス)』には野口聡一さんを含めて4名の宇宙飛行士さんが搭乗されます。
ですので、クル―ドラゴンの打ち上げ費用は『59億円 × 4人』で、 最低でも236億円は必要になってきますね!
合計金額には宇宙飛行士さんの訓練費用なども含める必要がありますので、更に多くの費用が必要と考えられます。
野口聡一搭乗のクルードラゴン・レジリエンスの帰還方法とは
野口聡一さんはクルードラゴン・レジリエンスで宇宙へ打ち上げられた後、どの様な方法で地球に帰還するのでしょうか。
実はクルードラゴンの帰還方法は1つしかないんです。
その帰還方法とは『パラシュートを利用して海上へ着水する方法』のみとなります。
当初はロケットエンジンを逆噴射させての着陸がメインで計画されていたそうですが、この帰還方法は取り止めとなっています。
そういえばクルードラゴン『エンデバー』が地球に帰還した方法も、パラシュートによる海上への着水でしたね。
野口聡一搭乗のクルードラゴン・レジリエンスの打ち上げ予定日は
野口聡一さんの搭乗されるクルードラゴン・レジリエンスは、日本時間の10月31日(土)が予定されていました。
ただし、ロケットエンジンガスジェネレータの不具合が見つかった為、現在打ち上げが延期されています。
新しい打ち上げ日程は11月14日とアナウンスされています。
2020/11/16追記
度重なる延期の末2020年11月16日に打ち上げに成功しました。
【野口聡一搭乗】宇宙船クルードラゴン・レジリエンスとは ~まとめ~
日本人宇宙飛行士の野口聡一さんの搭乗や、民間企業が開発した宇宙船として注目されているクルードラゴン・レジリエンス
打ち上げ成功のニュースが待ち遠しです。